テニスのバックハンドは両手打ちが人気!?なぜおすすめなのか理由を調査!
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はじめに
テニスのバックハンドといえば、両手で打つ選手が多いですよね。
なぜ、両手でバックハンドを打つ人が多いのか、両手打ちのメリット・デメリットを具体的に探してみました。
片手バックハンドについて知りたい人は、次の記事へどうぞ。
参考:テニスのバックハンド 片手打ちの特徴10個をまとめてみた
両手バックハンドの特徴
バックハンドの両手打ちは、利き手に加えて、逆の手でもラケットを握らなければならないので、片手バックハンドに比べてラケットの可動域は制限されます。
この、ラケットの可動域が制限されるというのが両手バックハンドの最大の特徴になります。
例えば、あまり運動のセンスがない人でも、両手バックハンドはラケットの動きが制限されるため、逆に練習を積めばどんな時もしっかりと打つことができるようになったりと、状況に応じてメリットにもデメリットにもなるので、具体的にどのような効果が現れてくるのか見ていきましょう。
両手バックハンドのメリット
・安定して打ちやすい
両手バックハンドは、打点の位置が少し前後にずれてしまったとしても、ラケットを両手でしっかりと固定できるので、それなりのショットを打つことができます。
また、両手バックハンドは利き手でない方の手を使って、ボールにスピンをかけることができるため、安定しやすいのです。
両手バックハンドのスピンをかけるポイントについては、次の記事で紹介しているので、是非見てみてください。
参考:テニスのバックハンド 両手でスピンをかける7つのポイントを紹介!
・高い打点でも攻撃的なショットが打ちやすい
片手バックハンドで攻撃的なショットを打とうとすると、打点は体の前で捉えなければなりません。
しかし、高い球を体の前で捉えるのはかなり難しいです。
それに比べて、両手バックハンドは、両手で持っている分インパクトの瞬間にラケットを動かしやすく、スピンをかけやすいので、比較的簡単に高い打点でも強力なショットを打つことができるのです。
バックハンドの高いところは打つのが難しいので、高い球をジャックナイフのように攻撃的なショットで返すことができるようになると、かなり試合で有利になりますね。
両手バックハンドで、強打するためのコツは以下の記事の中で、さらに詳しく解説しています。
参考:テニスの両手バックハンドの2種類のコツとは?【安定と強打】
・基礎が固めやすい
一般的に、片手バックハンドよりも、両手バックハンドの方が、基礎を固めやすいと言われています。
これは、両手でラケットを持っている分、ラケットの可動域が狭くなるので、ラケットの面の動きなどが合わせやすいからです。
基礎を早めに固めることができれば、さらに自分の技術に磨きをかけることができるので、より強力なバックハンドのショットを打つことができるようになるのではないでしょうか。
両手バックハンドの練習法については、次の記事で細かく説明しています。
参考:テニスの両手バックハンドを極める8つの練習法!上達に欠かせない4ステップとは?
正しい練習をつめば、両手バックハンドはかなり安定して打てるようになるのです。
・力負けしない
両手でラケットを持っている分、相手が強い球を打ってきても、対応しやすいです。
両手でしっかりとラケットを固定すれば、自分は相手の勢いを逆に利用して強いショットを返球することができます。
片手バックハンドでは、インパクトの瞬間にしっかりと自分のスイングを合わせないと強い球には負けてしまう可能性が高いです。
初心者のうちは当てるだけで強い球を返球できるというのはかなり大きなメリットですね。
相手のパワーを利用して、ボールを打ち返すことができるのでいいですが、逆に相手の球がそこまで強くないと、ボールがなかなか深いところまで飛ばないという悩みを持っている人は、以下の記事が参考になるかもしれません。
参考:テニスのバックハンドが飛ばない4つの原因とは?改善策を公開!
・周りに参考になるプレーヤーが多くいる
現代のアマチュアテニスでは、バックハンドは両手で打つという人の方が圧倒的に多いです。
周りに両手バックハンドを打つ人がたくさんいるということは、教えてもらうこともできますし、上級者が打っている打ち方を真似して自分の実力も高めることができます。
つまり、多数派である両手バックハンドには、習得しやすいというメリットが隠されているのです。
両手バックハンドのデメリット
・パワーが伝わりにくい
両手バックハンドは、安定して打つことは得意ですが、片手バックハンドを極めたときの爆発力にはかないません。
・強い球を打つためには体幹がしっかりしてないといけない
両手バックハンドは、腕のしなりをボールに伝えるというよりも、腰から下の下半身の回転をボール腕に伝えてボールを打つので、体幹がしっかりしていないと、強力な打球を打つことはできません。
ですが、逆に言うと、体幹を鍛えて体全体の力がしっかりボールに伝達するようになれば、安定してある程度の威力の球を打つことができるようになるということです。
・フットワークをおろそかにできない
ラケットを両手で持っている分、ラケットの可動域は制限されます。
なので、しっかりとスイートスポットにボールを当てようと思ったら、それだけボールに近づかなきゃいけません。
つまり、強い球を打つためには、素早く移動することが求められるのです。
・スライスが早い段階で読まれやすい
普段は両手で打っている人も、スライスを打つときには片手になると思います。
スライスやドロップショットなどを打とうとしても、テイクバックが両手か片手かで相手に見破られやすくなってしまいます。
せっかく相手の逆をついてドロップショットを打とうとしても、相手に早い段階から読まれてしまっては効果は薄いですよね。
この点は、威力の高いフラット系のショットと柔らかいドロップショットがほぼ同じテイクバックから繰り出すことのできる片手バックハンドのほうが優秀です。
まとめ
今回の話をまとめると、両手バックハンドは片手バックハンドに比べて習得しやすく、アマチュアレベルでいいのであれば、より簡単に安定して打つことができる両手バックハンドの方がおすすめであるということができます。
今まで、両手バックハンドを避けてきた人も、一度両手バックハンドに挑戦してみてもいいかもしれませんね。