テニスのバックハンドが飛ばない4つの原因とは?改善策を公開!
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はじめに
テニスのバックハンドは、やはり難しいと感じてしまう人は多くいるのではないでしょうか。
特に始めたての方は、バックハンドを安定させるのはもちろん難しいけど、そもそもボールをうまく前に飛ばすのができないという方もいると思います。
そこで、今回はテニスの両手バックハンドで前にボールをうまく飛ばせないという悩みについて、解決策をお教えしていきます。
具体的な悩み
さて、両手バックハンドで上手に前にボールを飛ばせないという人の悩みを具体的に見ていきましょう。
- ボールを飛ばそうと思っても力むだけでボールが飛ばない
- 力は入れているのに、上手くボールに自分の力が伝わってくれない
- ラケットの面が上手くできていないので、コントロールして前に飛ばすことが難しい
- スピンをかけようと思うが、上手くかからずボールがネットに引っかかってしまう
バックでボールが飛ばないと悩んでいる人は、具体的にこのような悩みを持っている人が多いのではないでしょうか。
というわけで、これらの悩みをどのように解決していくかをお話ししていきましょう。
バックハンドでボールが飛ばない人に教えたい解決法
力むだけでボールが前に飛ばない
両手バックハンドでボールが前に飛んでくれないという悩みを抱えている人の多くは、この症状に悩んでいると思います。
力を入れているのにボールが前に飛ばないというのは、力の入れすぎか、力を入れるタイミングが間違っているかのどちらかです。
筋肉をフル稼働させて力んでも、アウトやネットしてしまって安定した球を打てるようにはなりません。
つまり、両手バックハンドでボールを前に飛ばすためには、みなさんが思っているよりも力を加える必要はないのです。
では、どうしたら力を抜いて軽くボールを飛ばせるようになるのでしょうか?
力を入れるタイミング
まずは、闇雲に力を入れて打ってもダメだということを再確認しましょう。
力を入れるタイミングは、インパクトの瞬間だけです。
インパクトの瞬間にギュッとグリップを握って、そのあとは脱力してボールを打つようにすると良いです。
スイングの仕方
両手バックハンドのスイングの正しい感覚は、スイングはインパクトで終わりで、そのあとのフォロースルーは余力で力を抜いてやるように心がけましょう。
感覚としては、軽く振っている感じで大丈夫です。
腰の回転からの体の運動連鎖を使っているだけで腕は勝手に振られるのでそこまで、腕を振ろうとしないでいいのです。
腕の力だけでボールを飛ばそうと思っていると安定しませんよ。
力を抜いてもボールを飛ばせるようになる練習法
力を抜いてもちゃんとボールの飛距離を出せるようにするには、小さいスイングでもボールを飛ばせるように練習するのがいいです。
具体的な練習法としては、サービスライン上で行うミニラリーを全部バックで打って、軽い力で打つ感覚を身につけるのがおすすめです。
また、ベースライン上で、ボールに速度を出すことを考えないでゆったりとした球を打ち合うというのも有効です。
ゆったり打つことで、ボールのタッチの感覚や脱力してボールを飛ばす感覚を身につけることができます。
さらに、ゆったりとボールを打つので、自分のフォームを確認しやすく、面の合わせ方なども身につけやすくなると思うので一石二鳥です。
ボールにうまく力が伝わらない
きちんと力を入れているのに、その力が逃げてしまってボールに伝わらないと感じている人もいるでしょう。
そのように感じるのは、打ち方が手打ちになってしまってる可能性があります。
手打ちとは、体の回転をうまくボールに伝えることができず、結局腕の振りだけでボールを飛ばすような打ち方です。
この打ち方では、力強い球を打つことはできません。
両手バックハンドが手打ちになってしまう原因として、構えたときのスタンスが悪いというのが挙げられます。
前側の足が、ボールを打つ方向である逆クロスに踏み込んでしまっているとダメなんです。
その状態だと、ボールを打つ前から体は開いてしまってますよね。
体が開いた状態からボールを打とうとしても、腰の回転がうまくできません。
足からの力を腰の回転を使ってボールに伝えるわけですから、このような状態では致命的ですよね。
というわけで、体が開かない位置に前側の足を出して、しっかり体を回転させられるようにしましょう。
面がうまく安定しないためボールが飛ばない
面を安定させるためには、グリップの握りも大事ですが、下半身が安定していないと、面も不安定になってしまいます。
ちなみにグリップの握り方は、こちらの記事で解説しています。
ということで今回は、主に下半身を安定させる方法に重点を置いて説明していきます。
そもそもなぜ下半身が不安定になってしまうのかというと、ボールを強く打とうと思って力んでしまうのが1つの原因です。
大切なのは、インパクトに向けてしっかり膝を曲げて重心を落として打つように心がけることです。
練習法としては、しっかり膝を曲げてテイクバックをした状態からスタートする手出しの打ちっぱなし等があります。
はじめから、膝を曲げておくことで強制的に膝が曲がった状態で打つ感覚を身につけることができます。
スピンがうまくかからずボールがネット前に落ちてしまう
スピンをかけるときは、面が若干下を向いた状態で、ボールをガットで擦り上げるように打ちますよね。
でも、この擦り上げるときに、しっかりボールを引っ掛けることができないと、必然的に下向きのかなり低い方向にボールが飛び出してしまいます。
そうすると、ネットを越せないという状態に陥るわけです。
このようなパターンの人は、ボールへの力の伝わらせ方よりも、スピンをかける方法を理解して練習したほうがいいです。
テニスの両手バックハンドでボールにスピンをかけて安定させる方法は次の記事で解説しているので、ぜひ読んでみてください。
参考:テニスのバックハンド 両手でスピンをかける7つのポイントを紹介!
最後に
いかがだったでしょうか。
自分がバックハンドをうまく飛ばすことができない理由は見つかったでしょうか。
現在の自分の症状に合わせて適切な練習を積んでいくことが上級者への道です。
ぜひ、今回紹介したことを理解して、みなさんが上達してくれると嬉しいです。